インプラント治療にQ&A
インプラントは手術すると聞いて怖いです。大丈夫でしょうか?
インプラントはしたいけど、手術は怖い、痛そう、と不安になる方もいらっしゃると思います。ですが、手術は局所麻酔で行いますから手術中の痛みの心配はありません。
どうしても恐怖心の強い方は鎮静という麻酔法を用いて手術を受けることができます。この鎮静状態での治療(点滴麻酔)では全身麻酔とは異なりますが、眠っているような状態で手術を受けることができます。また、麻酔科医が鎮静中はきちんと立ち合いますのでご安心ください。目が覚めたときにはすべて終了していますので、痛み等はまったく感じることなく手術を終えることができます。
ご不安な場合は、費用面も含めてご相談ください。
インプラント治療の成功率はどのくらいですか?
インプラント治療の成功率は、患者さまの状態や歯科医師の技術などで変動しますが、1本行った場合に95%程度、複数の歯を行った場合には95%以上との報告があります。特に、下あごは98%以上と高い成功率を誇ります。
インプラントの治療期間はどれぐらいですか?
3~6ヵ月程度が目安ですが、インプラントの本数や患者さまの状態、治療法の種類などによって変動します。当院では、お口の中の状態を詳しく診査したうえで、想定される治療期間をお伝えしております。
インプラントの手術は入院が必要ですか?
インプラントの手術は抜歯と同じ局所麻酔で行います。入院の必要はありませんし、手術後少し休憩をとって頂きすぐにご帰宅できます。不安が強い方は、静脈内鎮静法という麻酔でうとうと寝ている間に手術を終わらせることもできます。
歯が1本もなくてもインプラント治療は受けられますか?
歯が1本もない状態の場合、片顎に4~6本のインプラントを埋め込んで複数本の人工歯を取り付ける「All-on-4(オールオンフォー)」を適用できます。最小限のインプラントの本数で人工歯を固定できることがメリットです。
インプラント治療を受けられないのはどんなときですか?
インプラント治療は、妊娠中や全身疾患のある方、歯周病の方、あごの骨が少ない方、骨粗しょう症の方などは、受けられない可能性があります。また、16歳以下の方はあごの骨が成長しきっていないため、インプラント治療を受けていただけません。そのほか、歯磨きなどの手入れが不十分な方、アルコール依存症の方、医師の指示に従えない方、チタンに対するアレルギーのある方もインプラント治療を受けられません。
インプラント(オールオン4)治療をしたいけれど、高年齢で体力がなく心配です。
A.All-on-4は、体力のない方や高齢の方にも適しています。しかし、あご骨の状態によっては使用できない場合もありますので、ご相談時にご説明いたします。
オールオン4はどのくらい持ちますか?
A.All-on-4の医学文献によると、インプラント1年後の残存率は上顎で97.6%、下顎で98.2%、ブリッジとしては上下とも100%という結果が出ています。
骨が薄くてインプラントができないと言われたのですが、何とかならないのでしょうか?
インプラント治療には、ある程度の骨の厚みが必要です。当院では、骨の厚みを増すための治療法を導入しておりますので、他院でインプラント治療を断られた方も一度ご相談ください。
インプラントを入れると天然歯と同じレベルで噛めるようになりますか?
インプラント治療後、1週間ほどはご自身の歯よりも固く感じる場合があります。その後、1ヶ月ほどで天然歯との差が気にならなくなるでしょう。
インプラント治療後の痛みはありますか?
手術は麻酔をしてから行いますので、手術中に痛みを感じる事はありません。 術後の痛みですが、通常痛み止めを1~2回飲んでいただく程度です。 また、静脈内鎮静法下での手術に際しては、点滴により直接、痛み止め、腫れ止めを入れますので、 痛みと腫れが小さくてすみます。 当院(筒井歯科)で手術を受けていただいた90%以上の方は麻酔専門医による 静脈内鎮静法下にて手術を受けて頂いてますので術後、強い痛みを感じられる方は少ないです。
インプラント手術にはどれぐらいの時間がかかりますか?
インプラント手術の時間は約30~120分です。ただし、インプラントを埋め込む本数や骨造成手術の有無、静脈内鎮静法の有無で変わります。
インプラント手術後はすぐに仕事はできますか?
骨を作らない通常のインプラント手術では、手術当日は安静に過ごしていただきます。ただし、腫れや発熱がなければ、普段どおりに過ごしていただけます。ただし、傷の治りを遅くする血流を促す行為(運動、湯舟につかる)は避けてください。