口ゴボって?口ゴボは治せる?

口ゴボとは?

口ゴボとは、口を閉じた状態で口元が盛り上がっている状態のことです。横から見ると、唇と鼻が同じ程度前へ出ています。原因となっている不正咬合を改善すれば、口元の盛り上がりも解消されるでしょう。口コボを引き起こす原因は出っ歯です。日本人をはじめとするアジア人には、出っ歯に悩む方が多くいらっしゃいます。

口ゴボになってしまう原因

遺伝

骨格のバランスや歯の大きさなどは、親から遺伝します。遺伝による症状は、出っ歯に限らず防ぐことはできません。

おしゃぶりの長期使用

おしゃぶりを長期間使用すると、前歯を舌で押すことで出っ歯を誘発する恐れがあります。また、ミルクを飲むときに使う哺乳瓶を使う、母親の母乳を飲むといった行為も前歯を舌で押してしまうため、長期間続けていると出っ歯になるリスクが高まります。

指しゃぶりの癖がある

長期間にわたり指しゃぶりをしていると、前歯が前方へ押し出される恐れがあります。目安として、5歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、出っ歯になるリスクが高まります。

爪を噛む癖がある

爪を噛む癖があると、上の前歯が前方へ倒れて出っ歯になるリスクが高まります。また、歯と歯の間にすき間が生じる場合もあります。

口呼吸

口呼吸をしていると、唇の筋肉が徐々に弱っていき、舌の筋肉に負けて前歯が押されるようになることで出っ歯のリスクが高まります。歯は筋肉の力の中立帯に位置しており、舌と唇のいずれかの筋肉が押し負けると歯並びが乱れる恐れがあります。

唇を噛む癖がある

下唇を噛むと、下の前場が内側へ倒れて上の歯が外側に出ます。

舌を突き出す癖がある

食べものを飲み込むときに舌を前方へ突き出す癖がある人は、前歯を舌で押すことで出っ歯のリスクが高くなります。

上下の前歯の間に舌をはさみこむ癖がある

上下の歯と歯の間に舌を押し込む癖があると、前歯を舌で押してしまうことで出っ歯のリスクが高まります。

口ゴボの症状で起こる影響

見た目の問題

口元が膨らむだけではなく、鼻の下が長く見えたり横顔の見た目が気になるようになったりします。また、笑ったときに出っ歯が目立つことで、人と話すときに口元を隠したり笑えなくなったりする方も少なくありません。

むし歯や歯周病のリスクが高まる

口コボを引き起こす出っ歯によって、口が開きやすくなります。その結果、口の中が乾燥しがちになり、唾液による自浄作用が十分に働かず、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

顎関節や胃腸への負担が増加する

出っ歯によって噛み合わせが悪くなると、うまく噛めないことで顎関節に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。さらに、よく噛まずに飲み込むと胃腸への負担も増加します。

口ゴボを治す!治療方法について

マウスピース矯正(インビザライン)での治療

インビザラインなどのマウスピース型矯正装置を装着し、歯に弱い力をかけて出っ歯を改善します。透明で薄いマウスピースを使用するため、矯正治療を受けていることが周りの人に知られる心配がほとんどありません。

セラミッククラウンでの治療

前歯を削ってセラミッククラウンを被せて、歯並びを整える方法です。短期間で歯の形や色を整えることができます。

ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ブラケット同士をワイヤーで結びつけることで、ワイヤーの張力によって歯を動かす矯正治療です。装置を歯の裏側に装着する場合は、口を開けたときに目立ちません。

口ゴボの治療例

口ゴボが治るか心配な方へ

口コボにお悩みの方は大勢いらっしゃいます。歯の見た目のコンプレックスによって、人前で笑えなかったり口元を隠したりして、気持ちが暗くなってしまう方が少なくありません。口コボを改善し、口元に自信を持てるようになれば、人生が明るくなることもあるでしょう。

出っ歯の治療は、前歯を引っ込めることで改善が期待できます。全ての歯を整えることなく改善が期待できるため、難しい治療ではありません。しかし、矯正治療を受けたいけれど、大変そう、痛そうといったネガティブなイメージから一歩を踏み出せない方もいらっしゃいます。

当院では、治療の不明点や疑問点にも、ご納得いただけるまで丁寧にお答えしておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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